DRUG EDUCATION

ヨーロッパのために決めた値千金のゴール

「薬物にNO、生きることにYES」協会集会

フランスの「薬物にNO、生きることにYES」協会の代表キャサリン・クロは、ヨーロッパ中にまん延する大麻による被害の増加を目の当たりにしてきた。いわゆる「入り口のドラッグ」のひとつだが非常に依存性が高く、しばしば致命的なこの麻薬は、いくつもの国で合法化されている。 クロは語る。「薬物の真の危険性を知らしめるのが私の仕事です。」

その目標を達成するために、クロが率いる薬物のない世界のための財団のボランティアたちは、欧州サッカー連盟(UEFA)が開催する「UEFA EURO 2016」でそのメッセージを広げた。 ファンを熱狂させた激戦の数々もさることながら、フィールドの外の影のヒーローは、30万部もの教育小冊子「真実を知ってください:薬物」を配布したボランティアたちだった。

「自分の学校で配れるように小冊子を持っていく教師たちや、ビルやマンションの郵便受けに投函するために小冊子を持っていく人たちがいました。 大勢の人がこのメッセージに賛同しています」とクロは語っている。